8月9日 (木) 第38回全国学校図書館研究大会米子大会にて講演いたしました。
学校図書館の発展や若い世代の読書について考える全国学校図書館研究大会。
米子で行われた第38回目の同大会に、講演講師としてお招きいただきました。
講演では、本とともに生きた自らの半生を振り返り、
本から学んだことや本に助けられた経験を語りました。
絵本好きな母親の影響で幼少期から様々な作品に触れる環境が整っていたが、
たくさんの絵本を前にして子供ながらに感じたこと。
また小中学生になると絵本以外の本も読むようになり、「ドリトル先生」にハマったが、
同級生との感想のやりとりで意見が食い違い、いらだちを覚えたことなど。
高校生になると学校で孤立し友達もおらず親も信用できない時期を経験したが、
そんなときでも本だけが自分を分かってくれていると感じていたのだという。
大人になってからも支えになるのは本だった。
人生に絶望し、自殺を図ったこともあったが、
そんなときかつて読んで感銘をうけた小説「百年の孤独」をふと読み返すと、学生時代、
いつか自分もこんな小説を書きたいと思っていた記憶がよみがえり、
そのことが生きる指標を与えてくれたのだという。
本によって学ぶこと、本によって生かされる命がある。
図書館はそのための重要な役割を担っていると自らの考えを話しました。
参加してくださった皆様、企画運営してくださった皆様、本当にありがとうございました。
(reported by 岩間よいこ)
私立浅川学園高校に通う岡野夢は、友人の真実に誘われて、野球部のマネージャーになることを決心します。夢と真実はドラッカーの経営書『イノベーションと企業家精神』を読みながら、競争しなくても勝てる、まったく新しい野球部をつくろうとします。ドラッカーの教えをもとに、マネージャーと選手たちが力を合わせてイノベーションを起こし、甲子園を目指す青春小説。
ある日突然、女子マネージャーになった主人公の川島みなみは、都立程久保高校の野球部を「甲子園に連れていく」と決めた。でもいったい、どうやって?世界で一番読まれた経営学書『マネジメント』の理論を頼りに、みなみは野球部を変革して行く。「真摯さ」とは何か、顧客は誰か、組織の成長とは…。ドラッカーの教えを実践し、甲子園出場をめざして奮闘する高校生の青春物語!
公立高校野球部のマネージャーみなみは、ふとしたことでドラッカーの経営書『マネジメント』に出会います。はじめは難しさにとまどうのですが、野球部を強くするのにドラッカーが役立つことに気付きます。みなみと親友の夕紀、そして野球部の仲間たちが、ドラッカーの教えをもとに力を合わせて甲子園を目指す青春物語。家庭、学校、会社、NPO…ひとがあつまっているすべての組織で役立つ本。
「最後に残る椅子」を競う意味はあるのか
インターネットによる情報システムの激変で、あらゆるビジネスにとんでもない「大競争時代」がやってきた。決して揺らぐことはないと思われていたどんな堅牢な産業も企業もいつどうなるかわからない。最後にたったひとつ残る「勝者の椅子」をめぐって、多くの企業・個人があらゆる手段を使って競争を繰り広げる。が、椅子の数自体が激減する今、この「椅子取りゲーム」に参加することに意味はあるのか。また、「競争しない」という新しい選択には、どんな生き残り戦略が必要とされるのか。豊富なエピソードから解説する「4つの生き残り戦略」は、きっと読者の発想の転換を呼ぶはずだ。新時代の論客としてネット社会でも注目を集める作家・岩崎夏海が大ベストセラー「もしドラ」の舞台裏など、みずからの体験をもとに綴る実践的ビジネスサバイバルの提案。