11/2(水)十勝帯広はまなすクラブ様主催講演会に登壇させていただきました。
「ドラッカーが見抜いていたイノベーションの本質」というテーマでお話しし、これからの生き方について考える内容となりました。
冒頭では、ドラッカーが『イノベーションと企業家精神』を書くに至った経緯を、当時の時代背景や、世の中が抱えていた問題とともにご紹介しました。
その上で、現在私たちが生きる社会がかかえる問題を「街の書店」や「まずいラーメン屋」がつぶれていく過程を例に考察し、競争社会の実態を明らかにしました。
そして、そんな大競争社会を生き抜く方法であるイノベーションについて、Appleなどの実際の企業で行われた事例とともに詳しく解説させていただきました。
イノベーションに必要なこととしてご紹介したのが「捨てること」。
まずは古いやり方を捨てることが、新しい事業につながるとお伝えしました。
それまでのやり方を捨てるのは難しいことですが、日本人は明治維新、敗戦後と、二度それまでの考え方を捨てた経験があります。
日本人にはイノベーションの気質があるとも言えますが、一方で、過去を捨てるまでには多くの時間と犠牲を伴ったという事実もあります。
いま私たちは大きな変化の波が襲いかかっている状況にありますが、どれだけ時間をかけずに、犠牲を払わずに乗り越えられるかが、日本人の課題では、とお伝えしました。
参加してくださった皆様、企画・運営してくださった皆様、ありがとうございました。
(reported by 岩間)
私立浅川学園高校に通う岡野夢は、友人の真実に誘われて、野球部のマネージャーになることを決心します。夢と真実はドラッカーの経営書『イノベーションと企業家精神』を読みながら、競争しなくても勝てる、まったく新しい野球部をつくろうとします。ドラッカーの教えをもとに、マネージャーと選手たちが力を合わせてイノベーションを起こし、甲子園を目指す青春小説。
ある日突然、女子マネージャーになった主人公の川島みなみは、都立程久保高校の野球部を「甲子園に連れていく」と決めた。でもいったい、どうやって?世界で一番読まれた経営学書『マネジメント』の理論を頼りに、みなみは野球部を変革して行く。「真摯さ」とは何か、顧客は誰か、組織の成長とは…。ドラッカーの教えを実践し、甲子園出場をめざして奮闘する高校生の青春物語!
公立高校野球部のマネージャーみなみは、ふとしたことでドラッカーの経営書『マネジメント』に出会います。はじめは難しさにとまどうのですが、野球部を強くするのにドラッカーが役立つことに気付きます。みなみと親友の夕紀、そして野球部の仲間たちが、ドラッカーの教えをもとに力を合わせて甲子園を目指す青春物語。家庭、学校、会社、NPO…ひとがあつまっているすべての組織で役立つ本。
「最後に残る椅子」を競う意味はあるのか
インターネットによる情報システムの激変で、あらゆるビジネスにとんでもない「大競争時代」がやってきた。決して揺らぐことはないと思われていたどんな堅牢な産業も企業もいつどうなるかわからない。最後にたったひとつ残る「勝者の椅子」をめぐって、多くの企業・個人があらゆる手段を使って競争を繰り広げる。が、椅子の数自体が激減する今、この「椅子取りゲーム」に参加することに意味はあるのか。また、「競争しない」という新しい選択には、どんな生き残り戦略が必要とされるのか。豊富なエピソードから解説する「4つの生き残り戦略」は、きっと読者の発想の転換を呼ぶはずだ。新時代の論客としてネット社会でも注目を集める作家・岩崎夏海が大ベストセラー「もしドラ」の舞台裏など、みずからの体験をもとに綴る実践的ビジネスサバイバルの提案。