「ラストゲーム」を観ていて、早慶出身者でもない私が深く感じ、微笑ましくも羨ましくも思うことがあります。
それは、両校生の母校愛と相互関係についてです。
早稲田の応援団長、那須野秀樹が同校野球部相本芳彦らと早稲田大学校歌「都の西北」を
高らかに唄うシーンがあります。
建学の精神を高揚させ、母校を誇りに想うと同時に、学生同士の結束感を強くさせる
という趣を強く感じさせます。
慶應義塾大学にも「若き血」という素晴らしい応援歌がありますが、
両校の校歌・応援歌ほど有名で、同朋意識と母校愛を強めるものは他に珍しいのではないかと思います。
※動き方、セリフのタイミングなどなど細かいチェックが続きます。
そして、「早慶戦」と呼ぶ早稲田の学生と「慶早戦」と呼ぶ慶應義塾の学生が、
皮肉で互いをいじり合う様子は、舞台の中でよく見受けられますが、
その関係性は「犬猿の仲」とは異なります。
相手を挑発しつつも、心の中ではリスペクトもしている。
正々堂々と勝負しながら、切磋琢磨して互いに高め合うライバル関係を築いている。
※敬礼も様になってきました。
※本日も大声でセリフを発しながらの本気のノック!
※日本国民として戦争へ行くべき!
※ シーンの合間に細かくセリフチェック!
「ラストゲーム」においては、そんな両校野球部選手が戦況下のもとで野球に命を賭けながら、
「同志」としての絆も深めていく。
その絆は、多くの方々の琴線に触れるものであると、私は信じています!
引き続き、稽古風景などをレポートしていこうと思います。
【ラストゲーム】http://www.d-boys.com/d-boysstage2010/trial-2/
私立浅川学園高校に通う岡野夢は、友人の真実に誘われて、野球部のマネージャーになることを決心します。夢と真実はドラッカーの経営書『イノベーションと企業家精神』を読みながら、競争しなくても勝てる、まったく新しい野球部をつくろうとします。ドラッカーの教えをもとに、マネージャーと選手たちが力を合わせてイノベーションを起こし、甲子園を目指す青春小説。
ある日突然、女子マネージャーになった主人公の川島みなみは、都立程久保高校の野球部を「甲子園に連れていく」と決めた。でもいったい、どうやって?世界で一番読まれた経営学書『マネジメント』の理論を頼りに、みなみは野球部を変革して行く。「真摯さ」とは何か、顧客は誰か、組織の成長とは…。ドラッカーの教えを実践し、甲子園出場をめざして奮闘する高校生の青春物語!
公立高校野球部のマネージャーみなみは、ふとしたことでドラッカーの経営書『マネジメント』に出会います。はじめは難しさにとまどうのですが、野球部を強くするのにドラッカーが役立つことに気付きます。みなみと親友の夕紀、そして野球部の仲間たちが、ドラッカーの教えをもとに力を合わせて甲子園を目指す青春物語。家庭、学校、会社、NPO…ひとがあつまっているすべての組織で役立つ本。
「最後に残る椅子」を競う意味はあるのか
インターネットによる情報システムの激変で、あらゆるビジネスにとんでもない「大競争時代」がやってきた。決して揺らぐことはないと思われていたどんな堅牢な産業も企業もいつどうなるかわからない。最後にたったひとつ残る「勝者の椅子」をめぐって、多くの企業・個人があらゆる手段を使って競争を繰り広げる。が、椅子の数自体が激減する今、この「椅子取りゲーム」に参加することに意味はあるのか。また、「競争しない」という新しい選択には、どんな生き残り戦略が必要とされるのか。豊富なエピソードから解説する「4つの生き残り戦略」は、きっと読者の発想の転換を呼ぶはずだ。新時代の論客としてネット社会でも注目を集める作家・岩崎夏海が大ベストセラー「もしドラ」の舞台裏など、みずからの体験をもとに綴る実践的ビジネスサバイバルの提案。