9/7(水)セントヨゼフ女子学園高校で行なわれた『高校生のための文化講演会』
(財団法人一ツ橋文芸教育振興会、中日新聞社主催)にて講師をさせていただきました。
同講演会は、青少年の読書推進活動の一環として、1966年から財団法人一ツ橋文芸教育振興会と各地方新聞社の共催で、全国の高校にて開催されています。
今回お話させていただいた内容は、「教育」や「いのち」についてなど、高校生のみなさんのこれからの人生が豊かなものになってほしいという願いがこめられ ていました。
なぜ「ゆとり教育」が生まれたか?自身の分析を述べ、若者を都合よく利用しようとする大人によるものだという世の中のからくりを分かってもらいたいと語り ました。
また「もしドラ」から主人公の親友の死のシーンを取り上げ、死をどう捉えるか について話しました。
大切な人に死なれたくないという思いは、
その人のためではなく自分の欲望を中心とした考えなのではないか?
誰かに死んで欲しくないと願うことさえ、エゴになってしまう場合があるのではないか?
あのシーンではそのことを伝えたかったといいます。
人生は「他者のために生きる」ことが重要。
自分の幸せではなく、他人が幸せになることを考える。
「幸せはいらないと思った瞬間に、幸せになる」とメッセージを送りました。
講演終了後に、一ツ橋文芸振興財団事務局次長 清水誠一氏より、集英社文庫100冊、『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの「マネジメント」を読んだら』(ダイヤモンド社)、ジャンプコミックスデラックス『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの「マネジメント」を読んだら』(集英社)が寄贈されました。
主催運営してくださった皆様、参加してくださった皆様、ありがとうございまし た。
(reported by 岩間 よいこ)
私立浅川学園高校に通う岡野夢は、友人の真実に誘われて、野球部のマネージャーになることを決心します。夢と真実はドラッカーの経営書『イノベーションと企業家精神』を読みながら、競争しなくても勝てる、まったく新しい野球部をつくろうとします。ドラッカーの教えをもとに、マネージャーと選手たちが力を合わせてイノベーションを起こし、甲子園を目指す青春小説。
ある日突然、女子マネージャーになった主人公の川島みなみは、都立程久保高校の野球部を「甲子園に連れていく」と決めた。でもいったい、どうやって?世界で一番読まれた経営学書『マネジメント』の理論を頼りに、みなみは野球部を変革して行く。「真摯さ」とは何か、顧客は誰か、組織の成長とは…。ドラッカーの教えを実践し、甲子園出場をめざして奮闘する高校生の青春物語!
公立高校野球部のマネージャーみなみは、ふとしたことでドラッカーの経営書『マネジメント』に出会います。はじめは難しさにとまどうのですが、野球部を強くするのにドラッカーが役立つことに気付きます。みなみと親友の夕紀、そして野球部の仲間たちが、ドラッカーの教えをもとに力を合わせて甲子園を目指す青春物語。家庭、学校、会社、NPO…ひとがあつまっているすべての組織で役立つ本。
「最後に残る椅子」を競う意味はあるのか
インターネットによる情報システムの激変で、あらゆるビジネスにとんでもない「大競争時代」がやってきた。決して揺らぐことはないと思われていたどんな堅牢な産業も企業もいつどうなるかわからない。最後にたったひとつ残る「勝者の椅子」をめぐって、多くの企業・個人があらゆる手段を使って競争を繰り広げる。が、椅子の数自体が激減する今、この「椅子取りゲーム」に参加することに意味はあるのか。また、「競争しない」という新しい選択には、どんな生き残り戦略が必要とされるのか。豊富なエピソードから解説する「4つの生き残り戦略」は、きっと読者の発想の転換を呼ぶはずだ。新時代の論客としてネット社会でも注目を集める作家・岩崎夏海が大ベストセラー「もしドラ」の舞台裏など、みずからの体験をもとに綴る実践的ビジネスサバイバルの提案。