8月30日(土)、株式会社ノバルティスファーマ様主催
Novartis Orange Seminar 2014プログラムにて
「病院経営者が病院の各部門マネージャーにドラッカー理論を教える」というテーマで
病院経営者の方々を対象に講演をさせていただきました。

ドラッカーはマネジメントにおいて、顧客は誰なのか？を突き詰めて考えることが重要だと説いています。
１９８０年代、景気が回復し急激に移民が増加したアメリカで、非営利組織のガールスカウトが直面した問題も、顧客が誰で、その顧客が組織に何を求めているのかを考えることによって、解決の糸口をつかみました。
日本では、学校関係者が学校にとっての顧客を子供に設定し、子供がゆとりのある生活を送ることを第一に考え学習指導要領の改正を行った結果、価値観・考え方等に様々なギャップが生じ、社会に適合することが難しいと感じてしまう「ゆとり世代」の対応について社会問題となっています。
何か問題が生じた場合は顧客の設定を失敗している可能性があり、真の顧客を見つけるために常識であると思っていることから疑う必要があります。
講演では、医療従事者にとっての顧客とは誰なのか、顧客の立場にたって議論を進めるにはどうすればよいのか等について、様々な具体例を挙げながら考察していきました。

質疑応答では
・現場でイノベーションを起こすには
・自分達のミッションを上手く従業員に伝えるにはどうすればいいか
等のご質問を頂きました。

参加して下さった病院経営者の方々は、メモをとりながら大変熱心に耳を傾けていらっしゃいました。

今回、このような貴重な機会を頂戴するにあたり、関わっていただきました皆様、
当日の運営でお世話になりました皆様、心より感謝申し上げます。

（reported by 成相瞳）