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  • 第六期「岩崎夏海クリエイター塾」塾生募集のお知らせ 2019.04.18 お知らせ

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    岩崎夏海クリエイター塾は、『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら』の著者である作家の岩崎夏海が2014年に始めた私塾です。以来回数を重ね、これまで計5期行ってきました。

    おかげさまでご好評をいただき、2019年5月から第6期をスタートさせることとなりました。

     

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    岩崎夏海よりメッセージ

    今、岩崎夏海クリエイター塾というのをしている。始めてもう5年くらいになるが、最近では10人ほどのメンバーになって、少人数運営している形だ。

    岩崎夏海クリエイター塾の最大の特徴は、塾生が毎回宿題として映画を見てきて、それについての「講評」を発表するところにある。授業では、ぼくの講義が一時間と、その後の一時間で見てきた映画についての評価・解釈を塾生それぞれが発表していく。また、それを受けてぼくを含めたみんなで、その評価・解釈についての議論を深めていく。

    この議論が、塾生にとってはもちろん、ぼくにとっても面白い。というのも、毎回「そんな映画の見方もあるんだ!」と発見させられるからだ。映画についてのさまざまな気づきを、そこで得られる。

    例えば『ROMA/ローマ』というアカデミー監督賞も獲った映画がNetflixで公開されているのだが、この作品を宿題にしたことがあった。すると、そこに登場する「若い男性」がいるのだが、彼は欲望に駆られて主人公の女性と交際を始める。ところが、彼女が妊娠したと分かると手のひらを返して離れていく。

    しかもその逃げ方がひどく、はっきり別れを告げるのではなく、のらりくらりとかわすのだ。一緒に映画を見ているときに妊娠を告げられるのだが、直後、トイレに行くと言って席を立ち、そのまま戻ってこないのである。

    そういうに煮え切らない態度を続けていたため、痺れを切らした主人公が彼の家まで会いにいく。すると、その男性は所属している政治集団の格闘技訓練の真っ最中だった。そして、訓練が終わったところで女性が話しかけると、今度は「その話をしたらぶちのめすぞ!」と逆ギレし、暴力で脅してくるのだ。そういうふうに、考え得る限り最低の男なのである。

    ところが、そういう最低の男であるにもかかわらず、一方では純粋な心も持っている。特に格闘技と政治には熱心で、心から強くなりたいと願い、また心から国を良くしたいとも考えている。

    この映画について、塾生それぞれが評価・解釈を発表したのだが、そのうちの一人であるSさんは、「その最低の男に自分を見てしまった」と述べた。
    というのも、Sさんは仕事の関係で東京に住んでいるのだが、奥さんと子供は地方にいて別居している。そしてSさんは、東京で仕事をしつつも格闘技に熱心にのめり込み、最近ではアマチュアの試合にも出場して、見事勝利をおさめたのだという。

    もちろん、パートナーを暴力で脅すようなことはしないし、養育費もちゃんと払っているのだが、しかし一人暮らしの自由な生活を満喫し、格闘技に無邪気に打ち込んでいる自分に、その登場人物との同質性を発見してしまったのだという。そういう切なさを、映画を見ていて感じたというのだ。

    ぼくは、それを聞いてとても面白いと思った。というのも、ぼく自身は『ROMA/ローマ』を見ながら、その登場人物については「女性を苦しめるダメな悪役」としか見ていなく、少しも感情移入しなかった。だから、その登場人物に感情移入する人がいるということは、少しも想像していなかったのだ。

    おかげで、「この男に感情移入しながら見る人もいるんだ!」と驚かされた。また、それによってこの登場人物にも、深いリアリティがあるのだということに気づかされた。

    さらに、そこで塾生との議論に移り変わると、今度は「格闘技とダメな男とには相関関係があるのか?」ということについて話題になった。すると、「格闘技といってもするのが好きな人がいれば見るのが好きな人もいる。その違いをどう考えるのか?」といった意見や、「格闘技をする場合も、自分に打ち克つことを目的とする人と、相手に勝つことを目的とする人とで、だいぶスタンスが違うのでは」といった意見など、さまざまな発言が出た。

    そういうふうに、さまざまな視点からの意見が出ることが、ぼくを含めた参加者には大きな助けになる。というのも、成長をもたらしてくれるのは、いつも「気づき」だからだ。気づきを得られることこそ、そこで新たな知識や考え方、そして能力を得ることの最大のきっかけとなる。

    そして、そうした成長をもたらしてくれる気づきを得るには、この講義のやり方はとても効果的なのだ。なぜかといえば、映画というのは一つの画面しかないにもかかわらず、その中にさまざまな人物やストーリーが展開されるため、見る人によって必ず視点が違ってくる。けっして大袈裟な言い方ではなく、見た人と同じ数だけ違う視点があるといっていい。

    そして、その異なった視点を一カ所に持ち寄り、みんなで共有することによって、参加者は一気に視点の数を広げることができる。それまで自分1人だけの見方しかできなかったものが、一気に10人分もの広い視野を得ることとなるのだ。

    そういう広い視野を得ることを目的として、岩崎夏海クリエイター塾はこれまで継続してきた。そして今後も継続していくため、ここであらためて参加者を募集したい。
    参加をご希望される方は、こちらまでお申し込みいただきたい。5月からまた新しい期が始まるので、よろしくお願いします。

     

    クリエイター塾概要

    期間:2019年5月〜2020年4月

    日程:毎月末の土曜日15:15〜17:45(都合により変更あり)

    開催場所:渋谷区某所

    授業数:1回2コマ(1コマ約1時間)の授業を計12回行います。

    授業内容:1コマ目→岩崎の講義

    2コマ目→参加者が宿題として指定された映画の批評を発表します。その上で、岩崎夏海の司会によって、その意見に対する議論を深めていきます。

     

    代金のお支払い方法

    以下の2通りです。

    1. 12回一括申し込み
    2. 個別回申し込み

    1.の「一括申し込み」の場合は、授業料12回分の料金は、税込64,800円となります。
    2.の「個別回申し込み」の場合は、授業料1回分の料金は、税込8,640円となります(ただし、初回に限り授業料1回分3,240円とします)。

    ※一括で申し込むと、1回分は5,400円になりますので、個別回申し込みに比べて3,240円のお得です。参加回数が8回以下の場合は、個別申し込みの方がお得です。

    ※お支払いは弊社銀行口座へのお振り込みをお願いしています。メールを頂いた方に口座情報を提示いたします。

     

    代金のお支払い時期:2019年4月〜2019年6月(途中参加の方は随時対応します)

    ※お振り込み後の返金は受け付けておりません。

    なお無料見学会を4月27日(土)と5月18日(土)に行います。ご興味ある方はお問い合わせください。

     

    お申し込み方法

    お申し込み、お問合せはこちらまで。
    ohtsuka.fumie1225@gmail.com

    担当:大塚
    TEL :03-6447-1908

    お申し込みの際は、お名前とお支払いパターンをご明記ください。

     

    第5期塾生からのコメント

    ・岩崎夏海クリエイター塾は、学ぶ姿勢を保ち続けること、学びの方向性を見定めることに欠かせないものになっています。

     

    ・クリエーター塾は、岩崎さんのブロマガ『ハックルベリーに会いに行く』のリアル版です。
    読んでいていいなあと思う事を、行動に移すためのエンジンになります。転職に成功する人、本を出版する人、仕事のステージを上げる人。色々な人がいて刺激になっています。

     

    ・クリエイター塾に参加したことで、エッジの効いた独特の切り口を見つけやすくなりました。創作にせよ教育にせよ健康にせよ、岩崎先生は時代の流れと本質を教えてくださるので、表層にとどまらない物事の捉え方をすることができます。これが、尖った個性を発揮するというマーケティングにつながっています。現在取り組んでいるブログ運営、YouTubeへの動画投稿、小説執筆といったさまざまな情報発信での差別化。この点で、クリエイター塾で学んだことが役立っています。

     

    ・これまで私は、Webサイト制作を主な仕事としていましたが、クリエイター塾で学びはじめてから、仕事の範囲がテレビCMの企画や書籍の企画など、より幅広いクリエイティブ分野に携わるようになりました。塾では、映画という作品を中心に学んでいますが、その作品中にある、ストーリーや絵、色、音、言葉、その様々な要素を構造分解しながら意見を出し合うことは映像に限らず、あらゆるクリエイティブ業で活きています。

     

    ・クリエイター塾の魅力は、学んだことが実生活で役立つこと。塾では映画を見る課題がでる。その映画を見ても、以前は好き嫌いの感想だけだった。今は拙いながらもその構造や仕掛けを探ろうとするようになった。その経験により、日常の見方もかわってきた。以前よりも日常の出来事を捉えている感覚ご増し、それに伴い、大げさに書くと生きることが楽になってきつつあるように思う。

     

    事業者名 株式会社源氏山楼

    担当:大塚

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